BAKER BAKER

blog / Mr.K with BAKER vol.2

Kさんの弊社ベイカーに対する怪しさは依然払拭されず、夏が徐々に過ぎていった。そして、Kさんが今度ベイカーの事務所に来ることになった。弊社の事務所は少し山中にあり、ログハウスには程遠い、築40年くらいの掘っ建て小屋である。買った当初に床など好き勝手にDIYでリフォームした。もちろん素人仕事なので粗が目立つ。そこへKさんが来たものなので、怪しさは倍増。おそらくKさんは偵察気分でもきたのだと思う。印象はなお悪くなるばかり。街のビルの冷暖房が効いたシャレたオフィスなら問題はなかったはずである。怪しさを全て払拭されないまでも、ほんの少し安心感を与えれたかもしれない。事務所ってやっぱり大事なんだなと痛感した。

さてブランディングはといえばほぼ進まず、世間話をした程度。Kさんが乗り気ではないから当たり前である。私が淹れたコーヒーも飲まなかった。井戸で組んできた水で、山の中で飲むコーヒーは美味しいはずなのに。

クライアントと心ひとつになること、これが必要である。簡単なようでこれってすごく難しい。Kさんだけに限った話ではない。クライアントの本心はわからない。日本人特有の「本音と建前」が見え隠れする。

夏の夕暮れ、Kさんとの関係を表しているかのように夕立に襲われた。屋根に打ちつける雨音がうるさかった。

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