MESSAGE
歌に歌心があるように、デザインにもデザイン心、クリエイティブにもクリエイティブ心、ブランディングにもブランディング心があるんだとしみじみ感じます。
曽我部恵一の「まぶしい」という曲に下記の歌詞があります。
「うまく歌えなくても完璧じゃなくても歌おうと思ったことが歌なのだから」
歌いたい、そんな気持ちを大切にしていきたいです。それは「一心不乱」になることだとも思いますし、最も尊いスピリッツなのだと思います。
うまく言葉を紡ぐことができませんが、そんな姿勢を大切にしています。
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私が、広告業界に入ったのが2001年、それから20年余りが経とうとしています。この20年の間には様々な変化がありました。
広告が嫌われはじめ、しかも広告という仕事がブルシットジョブと言われたり、マス媒体が弱体化し、企業はSNSの活用に力を入れ始めるようになり、デザイン経営というものが広く知れ渡り、ブランディングの必要性が謳われ、デザインや映像がいとも簡単に作れるようになったり、クリエイティブという言葉が当たり前に使われるようになり、、、時代の流れにのまれながら違和感や異論ももちろん持った時はありましたが、時代が進化し、良くなるべくして訪れた変化だったと今は思います。
絶え間ない変化の中、いかなる段階においても一貫していたのは「クリエイティブ」に夢中だったことです。アイディアを絞り、手先を動かして何かを作り上げていくことはとても楽しい。そのクリエイティブがクライアントや誰かのためになり、売上が上がり、そこで働くみなさんにまで喜んでもらえるのはクリエイター冥利に尽きます。そしてそれはベイカーの根幹でもあり、ベイカーのタグライン「クリエイティブエンデバー」の成り立ちでもあります。
技術や機材など驚くほど変化しましたが、クリエイティブに対する信念や情熱など本質は変わっていないことに気付かされます。
私も経験を重ね、今では、クライアントさんなどの顔がまず浮かびます。その方達が喜んでもらえるようにするには何ができるか、そればかりを考えるようになっています。
昨今、B to C事業への挑戦として、スタジオベイカーという写真スタジオを小さいながら伊那市に開設しました。そしてさらなるクリエイティブ魂に火がつき、デザインアートコレクションというアートワークを販売するプロジェクトもスタートしました。ともにさらなるブランド化を目指し日々クリエイティブに没頭しています。共にB toC 事業として、B to Cのクライアントさんと同じ目線で語れるようになったのも、一つの収穫でした。
絶え間ない変化、来るべき未来においても、クリエイティブを軸に、皆様のバディとして邁進していければと思っております。
弊社ベイカーのタグラインである「クリエイティブエンデバー」の元、クリエイティブ活動をより充実させていければと思っています。これからも合同会社ベイカーをどうぞよろしくお願いいたします。
BAKER 代表– ディレクター AOKI KEIICHI | 青木圭一 プロフィール 1977年生長野県駒ヶ根市出身|日本大学芸術学部卒。 TVCM制作会社ワッツオブトーキョーに10年ほど勤める。化粧品、食品会社などの映像制作に従事。制作部を経て企画演出部へ。西山貴也氏をはじめ諸先輩方のもとで企画演出を学ぶ。独立後、SODAfilmを立ち上げを経て、合同会社BAKERを創業。 高校生時代に映画監督の森田芳光に憧れ映像の世界を志す。TVCMの世界に入り、広告表現の面白さに惹かれ、様々なクリエイティブに触れる。大学時代のバイトで竹内スグル監督の現場がプロ初現場、竹内監督は終始納得がいかなかったため次の日の朝までカメラを回さなかったことを今でも鮮明に覚えている。(その時の作品はWyolica「Red Song」)入社後初めに現場についた李泰栄監督のクリエイティブに衝撃を受ける。2000年代デジタル時代前夜の広告制作で諸先輩の制作過程を学ぶ。 会社から程近い四谷のジャズ喫茶「いーぐる」に足繁く通っていた。いーぐる のマスター後藤さんの「負けない経営」論を大切にしている。 好きな言葉「うまくいったらそれはもう時代遅れ」(マーシャルマクルーハンが好んだとされる言葉) プレイリスト -JAZZ喫茶 BAKER- –studio BAKER –