合同会社BAKER – ベイカー – MARKETING & CREATIVE BAKER

MARKETING & CREATIVE

BAKER – ベイカー でマーケティングとクリエイティブを学ぶ

今、この時代、クライアントはカオスの中にいます。何をやれば良いのか、何が効果的なのか、何に費用を費やすべきなのか。その指針として、以下を掲げています。


ベイカー / マーケティング&クリエイティブ10ヵ条

1.コンテンツの資産化。まずはオウンドメディアを充実させるが吉。オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディアの違いや役割をはっきりさせる。

2.キラーコンテンツを作る。それに費用と時間を集中させる。

3.コンテンツの反復。とにかく繰り返す。反復は資産化につながり、ブランディングの糸口を掴む。

4. 常にアップロードを心がける。

5.ブランディングとは「ING」である。ゆえに、ブランドシステムを設定してからが本格的なブランディング活動と言える。

6.とにかく試す。思い立ったら行動に移す。実装にこだわる。アジャイルな体勢で。

7.バイラル拡散よりもブロードキャスト拡散(マス拡散)が効果的。バイラル、バズマーケティングはあてにならない。

8.特別な共通点で結びついている小さなネットワーク(ソフトなカルト集団)を見つけ、そこに売り込む。それが確実な成長につながる。(規模のパラドックス)

9.デジタルは強い。デジタルを信じる。デジタルを駆使する。(参照:メディア接触率

10.ファンを作る。「消費者」という言葉は死語。商品開発やサービス開発は、ファンづくりのためのきっかけ。共感から共創へ。


Z世代が世界では40%占めている。日本では14%。

※Z世代=1990年代後半〜2010年代生まれ

Z世代のメディア接触率で言えば、YOUTUBEを筆頭にSNS始めとしたデジタル接触がやはり多くを占めています。ただし、TVはまだ高い接触率を保っています。

施策として一番最初に挙げられるのはやはりSNSの強化でしょう。当たり前と言えば当たり前ですが、思っている以上にまだまだSNSに注力してはいない印象です。TVCMに当てていた予算並みに、YOUTUBEはじめ、 SNSに取り組んでみても良いのではないかと思います。

買い物を「投票」だと捉えてもいます。ソーシャルグッドなブランドが支持されるのはそういった理由もあります。


YOUTUBEは最強のマーケティングツール

LINEについで利用者が多いのが、YOUTUBEです。月の利用者は7000万人に迫ります。(ちなみにLINEは8600万人)YOUTUBEは、Google検索に次いで、第二の検索プラットフォームとも言われます。幅広い層が利用するYOUTUBE、ブランディングの場としての活用もご検討してみてください。


メディア接触時間、テレビを抜き携帯/スマホが初の首位

メディア総接触時間(2021)、テレビ(143.6分)を抜いて、携帯/スマホ(146.9分)が初めて首位になりました。やはりデジタルは強いです。そして今後もデジタルはますます接触時間を伸ばしていくことでしょう。そこで考えられるのは、デジタル活用です。知ってはいるけど、、、とにかく、ホームページはじめ、SNS、もしかしたらダイレクトメールも視野に入れても良いかもしれません。デジタルは幅広いです。何かマーケティングを考えるときまずはデジタル活用を考えることです。(参照:メディア環境から読む新潮流〜日本の広告費2021×メディア定点2022 @メ環研の部屋)オウンドメディアの充実でコンテンツの資産化を勧めていますが、即効性のあるインターネット広告(ペイドメディア)も視野に入れても良いかもしれません。しかしその場合は、広告費用を思っている以上に、そして大胆にかけなければ思うような効果は上がらないので徒労に終わるのがオチの場合がほとんどです。そこを十分に把握した上で、インターネット広告を考えるべきです。とにかくまずは、デジタルを考え、オウンドメディアを確立していくことをお勧めします。


あまり実践されない、しかしとても重要なこと。それは「アジャイル」。

アジャイル(agile)=俊敏な、素早い

かなり前から語られていることですが、意外と現場に降りてきておらず実践されていない。なぜか、「わかってはいるんだけどそんなに簡単にすぐには動けない」という理由が大半だと思います。

例えば、ある案件があって、打ち合わせを重ねて、実装できるのが6ヶ月後。もちろん6ヶ月後の実装も早い方だと感じるとは思いますし、制作するものによってはそれ以上かかるものもあるし、それでしか作れないものもあります。

そもそも以前のマーケティングやクリエイティブとはスタンスが違うのです。

β版という言葉をよく聞くとは思いますが、それはとても重要なことなのです。ある意味完成形がないのと同じで、いつまでもアップデートしていくのです。しかしそれが良いのです。世の中に実装して、常に改良を重ねていく。何よりも大切なのは、顧客の声を聞けること。顧客の声を聞き、常に変化させ、改良していく。β版は顧客の声を聞く体制にあり、改良できるのです。そのスタンスが何よりも大事なのです。

簡単にわかりやすく言えば、

打ち合わせ > 実装

ではなく、

実装 > 打ち合わせ > 改良

です。まずはとにかく実装する。そこからどんどん改良していく。そんなスタンスが大事です。

ホームページに至ってはそのスタンスが大切です。

YOUTUBEを見ると顕著です。個人のいわゆるYOUTUBERは毎日のようにアップロードしていく。ファンとのやり取りの中、次の動画のアイディアを出していく。極端に言えば今感じていることを即座にiPhoneで撮ってアップしている。ファンとの交流を行えます。

一方、企業になるとやはり動きは鈍くなる。そうならざるおえない。しかしその中でもアジャイルな企業はうまくマーケティングとクリエイティブを行って効果が出ているはずです。「アジャイル」を少し心がけるだけで、マーケティング&クリエイティブの効果が現れてきます。

YOUTUBEに関して言えば、次こうしよう、次はああふうにしていこうとか、改良点が見え、それを実践していけます。そんなクリエイティブのサイクルがやはり強く効果的で、ブランドメッセージを満遍なく発信していけるのです。

マーケティングとクリエイティブをどうするべきか、それを考えると自ずと「アジャイル」を中心に据えたものになり、弊社では、プログラムを立ち上げアジャイルなマーケティングとクリエイティブを可能にしています。また、あらゆるクリエイティブに挑戦することでそれを可能にしています。

そして、

アジャイル(agile)=俊敏な、素早い

は次の重要なキーワードにも関わってきます。

「オーセンティシティ」と「リアリティ」です。

デジタル時代において、ブランドにおいて特に重要になってきているのが「信頼」です。

ブランドの情報発信の目的は「信頼」を築いていくことです。

その情報発信においては「オーセンティシティ」=本物感、と「リアリティ」=真実、が重要になっているのです。

顧客はそのブランドの「オーセンティシティ」と「リアリティ」を、発信するメディア、コンテンツから見出そうとしているのです。

今は、作り込まれた、ある意味飾られたコンテンツに顧客はあまり惹かれません。

それよりもそのブランドの地声を聴きたがっています。それを聞いてそのブランドを信頼していけるのです。誰が言った言葉なのかも重要です。そのブランドのオーナー、企業のトップの声を求めているのはそういった文脈からです。周りを見渡せば、企業の社長やトップが以前に比べるとメディアに出ているのはそう言った理由からです。

YOUTUBEにおいても、少し雑な作りでも、それはリアリティを感じるから良いのです。なんならその雑な感じでリアリティを感じたいのです。

<続く>