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studioBAKER Novel「Directors Chair」
studioBAKER Novel
2025-07-01
studioBAKER Novel
「Directors Chair」
スタジオベイカーノベル(短編小説)ディレクターズチェア
偉大な映画監督が遺したディレクターズチェア。その椅子に囚われていく若き映画監督。ディレクターズチェアに秘められた真実とは-。
https://bakerweb.site/tag/studiobaker-novel
全24 回を予定しております。(2024/11/21〜)
第1回「伝説の映画館」
若き映画監督の光田浩一が偶然訪れた古びた映画館で、埃をかぶったディレクターズチェアと出会う。椅子の前に立った瞬間、奇妙な既視感に襲われ、椅子に魅入られてしまう。
第2回「椅子に座る瞬間」
迷いながらも光田がディレクターズチェアに座ると、頭の中に鮮やかな映像とアイディアが浮かび上がり、制作意欲が湧き出す。しかし同時に、不安感と得体の知れない恐怖も感じる。
第3回「失われたフィルムの謎」
映画館の管理人から、椅子がかつての伝説の監督・佐伯謙一郎の遺したものだと聞かされ、彼の失われた最期の作品について興味を抱くようになる。
第4回「未完の映画の構想」
佐伯監督の未完の映画について調べる光田は、映画のアイディアノートを発見。断片的なシーン描写が椅子に座った時の映像と一致し、何かに引き寄せられている感覚を覚える。
第5回「夢と現実の境界」
椅子に座るたびに、現実と夢の境界が曖昧になり、光田は佐伯監督の記憶や映像の中に没入していく。目覚めると、体には奇妙な疲労感が残る。
第6回「映画業界の過去と因縁」
佐伯監督が当時の映画業界から追われるように姿を消した背景を知る光田。自身のキャリアにも重なる部分を見出し、彼の生き様に共感を覚え始める。
第7回「予算獲得と仲間たち」
佐伯監督の未完の映画を現代に甦らせることを決意した光田は、資金を集め、数人の仲間と共に企画をスタートさせるー
第8回「奇妙な体験」
撮影準備が進む中、光田は不可解な現象に遭遇。ディレクターズチェアが放つ奇妙な存在感、佐伯監督が残したフィルムに現れる人影。何か異質なものに巻き込まれていく光田ー
第9回「フィルムの中の声」
佐伯監督が残した映像フィルムを分析する光田は、フィルムに微かに刻まれた声や音があることに気づく。それは何かを伝えようとしているかのようだがー
第10回「現れる影」
光田は未完成フィルムの影が徐々に変化していることに気づき、不安を覚える。夜の映画館で椅子が揺れ、スクリーンに映る影が現実に現れたような感覚を味わう。影の正体を突き止める決意を固めるが、不気味な存在は確実に彼に迫りつつあったー
第11回「孤独の深まり」
光田は『月夜の囁き』の制作に没頭するあまり、仲間たちとの間に溝が生じ、孤独を深めていく。不気味な影や椅子の異変に怯えながらも、それを誰にも話せず、自分一人で背負おうとする光田であったー
第12回「意識の同化」
光田は佐伯監督の記憶や感情が自身に流れ込むような錯覚に囚われ、次第に意識を侵食されていく。フィルムの中で監督と対峙する夢を見た彼は、現実との境界が曖昧になり、自分を失いつつあることに気づかないまま、監督の存在に支配されていく。
第13回「失われた記録」
光田は映画館の倉庫で佐伯監督のノートと未現像フィルムを発見する。ノートに記された「影」の存在と監督の苦悩に光田は共鳴し、映写機でラストシーンを再生。現実と虚構が交錯する中、影の正体に向き合う覚悟を決める。

第14回「曖昧になる境界線」
映画館のホールに飾られた古い写真の中に、 佐伯監督の背後で覗き込む「影」を見つけた光田。スクリーンの映像は変化し、 佐伯監督がこちらを見つめ始める。 現実と過去の境界が曖昧になる中、 光田の異変を訴えるスタッフも現れる。 光田は写真に映る「自分」の存在に気づき、 現実と過去の境界が崩れ始める―
第15回「侵食される現場」
光田の撮影は次第に異常性を増していた。演出の指示は曖昧で、時に不可解だった。それは、何かを“映そう”と執念を燃やしているかのようだった。映像には映るはずのない影や光田自身の姿が記録され、スタッフたちは恐怖を募らせる。彼は何を撮ろうとしているのか? そして、カメラの向こう側で“誰”が見ているのか―
第16回「椅子の呪縛」
光田がディレクターズチェアに座ると、現実が歪み、気づけば映画の中の森にいた。そこには佐伯監督の姿と、ゆっくりと近づく黒い影が…。映画を完成させるために、この椅子が求めるものとはー。光田は逃れられない呪縛に囚われていく―。
第17回「幻覚と現実」
撮影を続けるうち、光田は現実と幻覚の境界が曖昧になっていく。スクリーンには自分自身が映り込み、ディレクターズチェアはまるで意志を持つかのように彼を誘う。そして椅子に座った瞬間、光田は佐伯監督の”見たもの”と対峙することになる―
第18回「暗闇に響く声」
ディレクターズチェアに座った光田の前で、スクリーンに佐伯監督の映像が映し出される。しかし彼は恐怖に怯え、「見てはいけない」と叫ぶ。次の瞬間、映画館に響く謎の声、そして現れたのは”もう一人の光田”だった―
第19回「真実の扉」
佐伯監督の未編集フィルムに、映画館のどこかに存在する”謎の扉”が映っていた。光田が館内を探索すると、映像と同じ古びた扉を発見する。扉を開けた先には、無数の写真と”見えない観客”の影が――そして、背後から囁く声が響く。「ようこそ……真実の扉の向こうへ……」
第20回「椅子に刻まれた秘密」
映画館に存在する2脚のディレクターズチェアには、佐伯監督のイニシャルと1973年の刻印があった。椅子に隠された真の意味を探る光田は、映像の中で“影”が椅子に座る瞬間を目撃する。そして、自らの名を椅子に刻む決断を下す―
第21回「未完のシナリオ」
封印された椅子と佐伯監督の未完のシナリオが導く、記憶と影の深層。光田は“撮られるべきでなかったもの”の正体に迫りながら、自らが物語の継承者であることを悟る。映画は未完のまま、次の監督を待ち続ける―
第22回「フィルムが描く結末」
佐伯監督の封印された最終フィルムが回り出し、そこに映ったのは光田自身と“影”が交わす謎の対話だった。映像が語るのは終わりではなく、新たな始まり―映画が完成する時、記録者の存在が試される。
第23回「椅子との決別」
記録者としての使命を終えた光田は、すべての始まりであり呪縛でもあった“椅子”と決別する決意を固める。封印された記憶と影を炎で浄化する儀式の果てに、彼が見出した本当の“完結”とは―



















